ダイヤル最下部にある原子模型は、量子力学へのアインシュタインの貢献を讃えるものだという。よく見ると、原子模型には先の尖ったモノグラム・フラワーが組み込まれているのがわかる。
額の真ん中に開いている穴が表示するのは未解決の等式「T = ?」。これは「何時なんだろう？」という他者の疑問を反映しているそうだ。左目はブルーラッカーのモノグラム・フラワーに置き換えられ、アインシュタインの舌はピンクに着色、といった具合だ。
「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が製造したキャリバー525は、このアイコニックな「タンブール」のケース内で時を刻むとともに、ダイヤルに命を吹き込んでいる。
アインシュタインの
Cartier時計スーパーコピー代名詞とも言える無造作な髪は、複雑で綿密な彫刻作業で表現。ステンレススチール製だ。46.8mmのケースからはみ出した幅広い髪の房は、オートマタのプッシュボタンにかかる。このプッシュボタンを押すと、ダイヤル上で4つのアニメーションが動き出す、といった凝りようだ。
アニメーションの動きをおさらいしよう。
髪の房を押すと、額の穴の表示が変化し、1から12までの数字がアワーを表示。原子模型が回転し、原子価軌道の1つ（ラッカー塗装が施された先端で区別）が0から60までの目盛りの位置へと移動して、ミニッツを示す。
花びらをすぼめるモノグラム・フラワーは、ダイヤルの下にある精密機構の存在を暗示するものだ。そして正解を導き出したアインシュタインが舌を出す、というのが仕掛けの概要となる（最後の秘密がまだ隠されているという）。
アインシュタインの顔のエナメル加工には、 もっとも複雑かつ手間のかかるエナメル技法の1つ「グリザイユ」を採用した。人間の肌の質感がガラス化したエナメルの微細な粒で表現されるなど、特別なエナメル技法の価値は、生き生きと表現されたアインシュタインの顔と表情が証明している。
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